飲んだ翌朝、顔がパンパンで結婚指輪が抜けない。
体重計を見たら昨日より1kg以上増えていて、余計に不安になる。
先に言っておきます。それは太ったわけではなく、体内の水分バランスが一時的に崩れているだけです。
目安として、軽いむくみなら24時間以内、中程度なら2〜3日で戻ります。ただし、この回復スピードは翌日の行動で大きく変わります。
このまま何もせずに過ごすと、むくみは2〜3日と長引き、体重もなかなか戻らない状態になります。
柔道整復師・鍼灸師として患者さんのむくみを診てきた経験と、自分が実践して効果を感じている方法をもとに、この記事では「最速で戻す方法」に絞って解説します。
酒の翌日むくみはなぜ起きる?

アルコールを飲むと、体の中で3つのことが同時に起きます。
- まず、アルコールの利尿作用で体が脱水状態になります。
- 次に、おつまみの塩分が体内に残り、水分を引き寄せます。
- そして、アルコールによって血管が拡張し、血管の壁から水分が滲み出て皮膚の下に溜まります。
この3つが重なった結果が、翌朝のむくみです。
水分の摂りすぎではなく、体液のバランスが崩れて「流れが止まっている状態」です。
脂肪1kgを蓄えるには約7,200kcalの余剰カロリーが必要です。一晩の飲酒でそこに届くことはまずありません。
体重計の数字が増えていても、そのほぼすべては水分の重さです。太ったわけではないので、その点は安心してください。
ただし、安心しすぎるのも危険です。40代になると、崩れたバランスを戻す力が落ちてきます。
肝臓・腎臓の処理スピードが低下するため、20代と同じ量を飲んでも回復に時間がかかります。
何もしなければ2〜3日むくんだまま、という状態も珍しくありません。
「むくみだから大丈夫」ではなく、早めに対処することが40代には特に重要です。
酒の翌日むくみを最速で戻す5つの方法
アルコールの影響で崩れた水分バランスは、正しく行動すれば早く戻せます。

① 水分を1日通して摂り続けておしっこで出す
アルコールの利尿作用で、飲酒中から体は脱水状態になっています。
水分が足りないと逆に溜め込もうとするため、起き抜けのコップ1杯を皮切りに、1日通して意識的に水分を摂り続けることが大事です。
できればスポーツドリンクや経口補水液など、電解質入りのものが理想です。水だけより吸収が早く、失われたミネラルも補えます。
むくみを取るゴールは「おしっこで出すこと」。こまめに飲んで、流れを作り続けることが最初の一手です。
② 軽く体を動かして”流れ”を作る
むくみは皮膚の下に溜まった水分なので、血流とリンパの流れが促されることで血管に戻っていきます。近所を15〜20分歩くだけで十分で、ふくらはぎを動かすことで血液が押し上げられます。
私は本気で取りたい日は、サウナスーツを着てランニングをします。ですが、軽い散歩で十分です。
「しんどいから横になる」が、むくみを長引かせる一番の原因です。
③ 塩分を抜いてカリウムを摂る
むくみが出ているときは体内の塩分バランスが崩れています。翌日の食事は塩分を抑えつつ薄味を意識しながら、カリウムを意識して摂ってください。
カリウムには余分なナトリウムを排出する働きがあり、おしっこを出やすくしてくれます。バナナ・アボカド・納豆などが手軽でおすすめです。
塩分を抑えながら、カリウムを摂る。この組み合わせがむくみを早く抜く食事の基本です。
④ 風呂で血流を戻す
38〜40度のぬるめのお湯に20〜30分つかる半身浴がおすすめです。私もスマホで動画や漫画を見ながらゆっくり汗を流しながら入っています。
血流が改善されることで、皮膚の下に溜まった水分が血管へ戻りやすくなります。
シャワーだけで済ませるより、ゆっくりお湯に浸かる方がむくみは取れやすくなります。
⑤ むくみの強さに合わせて対処を変える
「なんとなくむくんでいる」程度なら①〜④で十分です。
「今日中に絶対戻したい」という日は、サウナスーツを着てのランニング30~40分 → 半身浴が最も早くむくみが早くなくなります。
私が早くむくみを取りたいときにやっている方法で、寒い時期はジム、暑い時期は外を走ります。
むくみの強さに合わせて行動の強度を変えることが、40代には特に有効です。
やってはいけないNG行動
むくみを早く取ろうとして、逆効果な行動をしている人は意外と多いです。やりがちなNG行動を3つ紹介します。

水だけガブ飲み
「水を飲めばむくみが取れる」と思って、一気に大量の水を飲む方がいます。
ただ、一度に大量の水を飲むと体内のナトリウム濃度が下がり、体は濃度を保とうとして水分を溜め込みます。
むくんでいるときほど、少量をこまめに飲み続けることが大事です。水は「一気に飲む」より「こまめに飲み続ける」が正解です。
完全断食
二日酔いで食欲がないのはわかります。
ただ、何も食べないと体内の電解質バランスが崩れ、水分の排出がうまく機能しません。カリウムを含む食事が摂れないため、むくみが長引く原因になります。
バナナ1本でも口にするだけで、全然違います。「食べない」はむくみ解消どころか、悪化させる選択です。
動かず寝続ける
しんどい気持ちはわかりますが、横になったままでは血流とリンパの流れが完全に止まります。
皮膚の下に溜まった水分は、体を動かさない限り血管に戻れません。15分の散歩でいいので、とにかく一度外に出てください。
「寝て治す」はむくみには通用しません。動いた人だけが早く戻ります。
40代がむくみを長引かせないための考え方
40代のむくみ対策で大事なのは、「回復力が落ちている前提で考える」ことです。

20代のころと同じ感覚で「寝れば治る」「明日には戻る」と思っていると、気づいたら3日経ってもむくんだまま、という状態になります。
これは、意志の問題でも体質の問題でもなく、年齢による体の変化です。
柔道整復師・鍼灸師として多くの患者さんを診てきた中で感じるのは、40代以降のむくみは「戻す意識を持って動いた人」と「何もしなかった人」で、回復スピードに明らかな差が出るということです。
翌日は「戻す日」という意識が、40代には必要です。
また、「酒をやめれば解決する」という話でもありません。飲む機会がある生活を前提に、翌日の戻し方を身につけることの方が現実的です。
私自身、21〜22歳のときに8カ月で50kgの減量を経験しています。当時はただカロリーを減らすだけのダイエットで、今では失敗だったと思っています。
体の仕組みを理解した上で行動することの大切さは、その経験からも強く感じています。
むくみも同じです。なんとなく水を飲む・なんとなく歩くではなく、「なぜそれをするのか」を理解して動くことで、回復のスピードは変わります。
体の仕組みを知って動く人が、40代でも早く戻せる人です。
まとめ
酒の翌日のむくみは、脂肪ではありません。体内の水分バランスが一時的に崩れているだけで、正しく行動すれば必ず戻ります。
ただし、戻るかどうかは「時間」ではなく「行動」で決まります。
- 水分をこまめに摂る
- 軽く動く
- 薄味の食事にする
- 湯船につかる。
この4つをサボった日は、2日・3日と長引きます。
むくみは太ったわけじゃないが、行動次第で長引く。40代はそれを特に意識してください。
「このむくみはいつまで続くのか?」と不安な方は、回復の目安と期間の考え方をまとめたこちらの記事も参考にしてください。
また、むくみを長引かせてしまうNG行動も知っておくと回復スピードはさらに変わります。

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