飲み過ぎた翌日、体重計に乗って「水分だろう」と思ったのに、丸1日経っても戻らない。
そんな経験はないでしょうか?
実はこれは、太ったわけではなく、多くの場合は体の中で起きている“回復の遅れ”と水分バランスの乱れが原因です。
自分は柔道整復師・鍼灸師として、二日酔いやむくみ、回復が遅れた体を日常的に診てきました。
そこで感じるのは、飲み過ぎた翌日に体重が戻らない人ほど、原因を勘違いして焦っているということ。
この記事では、飲み過ぎた翌日に体重が戻らない本当の原因を3つに絞って解説していきます。
まずは「戻らない理由」を知ることで、余計な不安は払拭しましょう。
実体験|飲み過ぎた翌日、体重が戻らなかった自分のケース
自分も、飲み過ぎた翌日に体重が戻らず不安になる側の人間でした。
飲んだ翌日は、体重が2〜3kgほど増えることが多く、早ければ1〜2日で落ち着きますが、遅いときは4〜5日経っても完全には戻らないこともありました。
特に気になっていたのが、最後の400g前後がなかなか減らない状態。

「水分だろう」と頭では分かっていても、体重が戻らない状態が続くと「このまま脂肪になるんじゃないか」「これが続いたら、もう痩せられないんじゃないか」と考えるようになっていました。
当時は、原因は単純に「食べ過ぎ」と「酒」だと思っていたからです。
翌朝の体重が増えていたし、年齢を重ねるにつれてこのプラス分が落ちにくくなっている感覚も強く感じていました。
そこでやってしまっていたのが、翌日の行動のズレ。
朝は「少しでも減らそう」と朝食を抜き、その反動で昼にドカ食い。
昼で食べ過ぎた時点でモチベーションが下がり、「今日はもういいか」とお菓子に手が伸び、食事の管理自体がどうでもよくなってしまう。
ひどいときは、その流れのまま夜にまずいと思いながらも晩酌してしまい、あと自己嫌悪に陥ることも。

残り400gが落ちない状態が続くと、体重計に何度も乗り、「早く戻したい」という気持ちが強くなった結果、「有酸素で汗をかいて、手っ取り早く体重を戻そう」と考え、焦って行動していました。
今でも、酒を飲んだ翌日に有酸素で汗をかいた方が体重は早く戻るとは感じていますが、焦ったり・嫌々やることはなくなりました。
また、1日普通に過ごして体重が落ち着いていれば、あえて有酸素をやらないこともあります。
振り返ってみると、体重が戻らなかった一番の原因は、朝を抜いて昼に崩れ、そのまま夜まで乱れた生活で1日過ごしてしまったことでした。
「痩せよう」「早く戻そう」と焦った行動が、結果的に体重を戻しにくくすると学びました。
原因|飲み過ぎた翌日に体重が「戻らない」本当の理由
飲み過ぎた翌日に体重が増え、そのまま1日・2日経っても戻らない。
この状態を経験すると、多くの人が「もう脂肪になったのかもしれない」「年齢的にもう戻らないのでは」と不安になることでしょう。
でも実際は、脂肪が急に増えたケースはほとんどありません。
問題は、飲酒によって体の回復と水分の処理が一時的に止まっていることにあります。
自分は柔道整復師・鍼灸師として、むくみや回復が遅れた体を日常的に診てきましたが、飲み過ぎた翌日に体重が戻らない人には共通点があります。
それは「太った」のではなく、戻るための条件が整っていない状態が続いているという点です。
ここから、その理由を3つに分けていきます。
① アルコールが「回復」を後回しにする

酒を飲むと、体は最優先でアルコールを分解しようとして、脂肪燃焼・水分調整・筋肉の修復はすべて後回しになります。
若い頃は一晩寝れば回復していた人も多いでしょうが、年齢を重ねるとこの処理に時間がかかります。
すると翌日になっても、
- むくみが抜けない
- 体が重い
- 代謝が上がらない
という状態が続いてしまいます。
体重が落ちないのは、脂肪が増えたからではなく、回復が終わっていないだけのケースが多いのです。
② 水分バランスが崩れて「数字だけ」が増える
飲酒時は、アルコールの利尿作用と塩分の多いつまみが重なりやすいもの。
一時的に体は脱水に近い状態になり、翌日になると水分を溜め込もうとする反応が起きてきます。
このとき、体内に溜まるのは脂肪ではなく水分。
だから、
- 体重は増えている
- でも体脂肪が増えた実感はない
というズレが起きてきます。
特に多いのが「最後の300〜500gが落ちない」状態。
これは脂肪ではなく、水分の循環が戻りきっていないサイン。
③ 焦った行動が「戻る流れ」を壊す
体重が戻らないと、多くの人が焦って無茶な行動をしてしまいます。

よくあるのが、
- 朝食を抜く
- 昼にドカ食いする
- 無理に汗をかこうとする
この流れ。
朝を抜いた反動で昼に食べ過ぎると、血糖や水分のリズムがさらに乱れてしまいます。
結果として、体は「回復」より「防御」を優先し、余計に戻りにくくなるし、体重を早く落としたくて何度も体重計に乗ると、不安が強まり、行動が雑になりやすい。
これは意志の問題ではなく、不安が判断力を下げている状態だと言えます。
④ 年齢のせいではなく「回復時間」が伸びているだけ
「若い頃はすぐ戻ったのに、今は戻らない」
これは多くの人が感じる変化ですが、実際に起きているのは「太りやすくなった」というわけではありません。
回復に必要な時間が伸びているだけ。
昔は1日で戻っていたものが、今は1〜2日かかる。
それだけの話です。
ここで焦って極端なことをすると、回復がさらに遅れ、結果として体重が増えた状態で固定されやすくなります。
⑤ 「戻らない=脂肪」という思い込みが一番の敵
飲み過ぎた翌日に体重が戻らないと、
- このまま脂肪になるのでは
- もう痩せられないのでは
と考えてしまうことも。
でも実際は、戻る前段階で止まっているだけのことがほとんどです。
必要なのは、減らす行動ではなく、元に戻すための行動。
次のパートでは、体重を減らそうとせず、確実に「戻す」ための具体的な行動ルートを、1日の流れを紹介していきます。
改善策|飲み過ぎた翌日に体重を「確実に戻す」ための行動ルート
原因が分かったら、次にやることはシンプル。
体重を減らそうとしないで、元の状態に戻す行動を選ぶだけなんです。
飲み過ぎた翌日にやりがちなのは、「何か特別なことをしなきゃ」と考えてしまうことですが、必要なのは真逆。
ここでは、自分が実際に続けている飲み過ぎた翌日の“正解ルート”を、朝・昼・夜の流れで紹介していきます。
① 朝|痩せようとしない。まず回復を優先する
飲み過ぎた翌朝は、体が重く、だるさが残りやすいもの。
この状態でやってはいけないのが、「今日のうちに体重を落とそう」と焦ることです。
朝に無理なことをすると、その後の1日が崩れやすくなります。

朝の基本ルールは次の3つ。
- 無理に運動しない
- 食事はできるだけ軽く入れる
- 水分補給を最優先にする
朝食は、食べられるなら軽く、無理なら抜くのは仕方ないとして、朝を抜いたからといって絶対に昼にドカ食いしないこと。
入れるなら、胃や消化に負担にならないものがおすすめ。
- プロテイン
- ヨーグルト
- 卵
- バナナ
この段階で大事なのは、体重計に何度も乗らないこと。
数字を見るほど不安が強くなり、行動が雑になることも。
② 水分|むくみがある日ほど、しっかり飲む
飲み過ぎた翌日に体重が戻らない最大の要因は、水分バランスの乱れ。
それなのに、むくみが気になって水を控えてしまう人が多んですが、これは逆効果。
水分が不足すると、体は水を溜め込もうとしてむくみが取れにくくなります。
目安は、朝から1日かけて1.5〜2L。
一気に飲む必要はなく、1日かけてこまめに飲んでいきましょう。
トイレの回数が増えるのは、循環が戻り始めているサイン。
「飲んで出す」を繰り返すことで、体重は自然に戻っていきます。。
③ 昼|我慢しない。普通に食べる
昼は、体重が戻るかどうかの分かれ道になります。
ここでよくある失敗が、朝を抜いた反動で昼にドカ食いしてしまうこと。

昼の基本は、量を減らさず、満腹まで食べない。
- 早食いしない
- おかわりしない
- 揚げ物や菓子パンを避ける
これだけ意識すれば十分。
昼でドカ食いをしてしまうと、モチベーションが下がって、夜も食べ過ぎる結果に。
④ 夜|回復を邪魔しない締め方をする
朝と昼を無難に過ごせていれば、夜はもう何もすることはありません。。
夕飯は普段通りの食事で問題ないので、量を減らしたり・我慢する必要はありません。
ただし、この日は晩酌しないことが絶対条件。
飲んでしまうと、リセット日がまた飲酒日に戻ってしまい、体重はとんでもないことに。
夜に軽く体を動かすなら、目的は脂肪燃焼ではなく回復。
- 軽く汗をかく
- 滞った流れを外に出す
息が上がる運動や、追い込むトレーニングは不要なので、無理をしなくて大丈夫です。
⑤ 1日で戻らなくても気にしない
飲み過ぎた翌日、夜になっても体重が戻らないこともありますが、それでも失敗ではありません。
判断するのは2日目の朝で全然構いません。
ここで焦って極端な食事制限や運動をすると、回復が遅れやすくなります。
やることは変わりません。
- 普通に食べる
- 水分を摂る
- 連日で飲まない
このルールを守っていれば、体重は自然に戻っていきます。
まとめ|飲み過ぎた翌日は「減らす日」ではなく「戻す日」
飲み過ぎた翌日に体重が戻らないと、「このまま脂肪になるのでは」と不安になります。
でも実際は、増えた体重の多くが水分バランスの乱れや回復の遅れによるものです。
必要なのは、我慢や根性ではなく、体を元の状態に戻す行動を選ぶこと。
翌日は痩せようとせず、
- 水分をしっかり摂る
- 普通の食事リズムに戻す
- 連日で飲まない
この流れを守るだけで、体重は自然に戻りやすくなります。
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