-50kgの裏側③|痩せたのに「スタイルが悪くなった」異常事態
50kg痩せた当時、見た目は細くなったのにスタイルが明らかに崩れていた。
8ヶ月で-50㎏と、一気に体重を落とした俺は
・Tシャツ姿が「のっぺり」
・肩〜腕のラインが貧弱
・なんとなくキモイ
・全体的に“元気がない体型”
こんな状態になっていた。
体重が減って嬉しい気持ちが強すぎて、当時はその異変に全く気づいていなかったが、今振り返れば完全に “筋肉の枯渇状態”。
急激に痩せると、脂肪より先に筋肉が持っていかれ、スタイルがどんどん悪くなる。
ここから先は
「実際に体がどう変わったのか」
「なぜ筋肉が落ちたのか」
「今ならこうする」
の3パートに分けて話す。
【実体験】急激に痩せたら「体型が崩れていた」ことに気付いた瞬間
自分では最初まったく気付かなかった。きっかけは友達と温泉に行ったときの一言だった。

「コイツ何言ってんだwww」と、その場では笑っていたが、鏡を見てみると本当に乳首の位置が下がっている。
顔の皮膚も、どことなく垂れている気がした。
急激に痩せたせいで、皮膚が身体に追いついていなかった。
130kg → 急激ダイエットで一気に細くなった結果
当時のダイエット方法は「カロリー制限のみ」。
今のように、糖質制限・ケトジェニック・脂質制限・ファスティングetc、ダイエットの種類は少なかった。

少なくとも一般的なダイエットはカロリー制限のみ。
しかも、100kg近くまで落ちたタイミングでランニングをスタート。
若いから無理も効いたし、走れば走るほど痩せる気がしていた。
実際、ランニングの効果は絶大で、体重は一気に100kgを下回った。
しかし、見た目は…

痩せたはずなのに、鏡に映る自分の体型は自信を奪うものだった。
- 二の腕・腹回りを触ると、皮膚が伸びている
- 腹には大きな肉割れ(妊娠線のような跡)
- 胸板は薄く、筋肉が全くない
- 全体的にペーっとしていて若さを感じない体型
当時はただ「痩せたい」だけで必死だったから、身体の異変に気付く余裕すらなかった。
アラフォーになった今だから、余計に痛感していること
今は週3回ほど筋トレをしているけど、一度伸び切った皮膚は戻りにくい。
顔の皮膚はシワになりやすく、老けて見える。
正直、これが今の自分の一番の悩み。
若い頃の急激なダイエットは、その後の人生に「見た目のダメージ」を残すことを身をもって知った。
なぜ急激に痩せると「皮膚」と「スタイル」が崩れるのか?
急激ダイエットで起きる見た目の変化には、明確な身体の仕組みが関係している。
ここでは、柔道整復師・鍼灸師としての視点で、当時の自分の身体に何が起きていたのかを解説する。
① 皮膚がたるむのは「皮膚の伸縮スピード」が追いつかないから
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっている。この中でも重要なのは真皮層。
- コラーゲン:皮膚の弾力を作る
- エラスチン:皮膚を縮めて戻す力
急激に体重が落ちると、この真皮の繊維が体の変化スピードに追いつかない。
本来、皮膚はゆっくり伸縮しながら体型に合わせていくが、短期間で数十キロ落ちると皮膚だけが取り残される。
その結果…
- 胸の皮膚が下に落ちる(乳首の位置が下がる)
- 腹の皮膚が伸びたまま戻らない
- 二の腕がペタッと垂れる
- 妊娠線のような肉割れ(ストレッチマーク)が出る

② 筋肉量が減って“痩せたのにシルエットが悪くなる”理由

急激に痩せたとき、体重の減少は「脂肪」だけではない。
実際には 筋肉も同時に大きく落ちる。
筋肉が落ちると――
- 胸板が薄く見える
- 肩幅が狭くなる
- 猫背が目立つ
- 皮膚を支える“土台”がなくなる
結果として、痩せているのに引き締まって見えないという状態になる。

③ ランニング中心のダイエットは「筋肉減少」を加速させやすい
ランニング自体は悪くないが、食事制限+ランニングだけで痩せると、身体は “省エネモード” に入る。
つまり、
- 脂肪よりも筋肉を優先的に削ってしまう
- 長時間の有酸素運動で筋肉が分解されやすい
- タンパク質不足で体の修復が追いつかない
急激な体重減少と組み合わさると、筋肉の喪失スピードはさらに加速する。
④ 皮膚トラブルは「栄養不足」が直撃する部分でもある
肌・皮膚はタンパク質(ケラチン)で作られているため、カロリーを落としすぎる=タンパク質不足になりやすい。
その結果…
- 皮膚の弾力低下
- 乾燥肌の悪化
- 髪・爪の成長が遅くなる
- たるみやすくなる
つまり、当時の俺のような「食事制限だけで−50kg」という極端な痩せ方は、身体の構造上、皮膚と筋肉にダメージが出て当然だったわけだ。
今の自分なら絶対にこうする|急激ダイエットの失敗を繰り返さないために
当時の自分にアドバイスできるなら、まず伝えたいのはこれ。

① 適度なカロリー+最低限の栄養管理をする

若い頃は「カロリーさえ落とせば痩せる」と信じていた。
でも、それは短期的に体重が減るだけで、身体の見た目・健康は確実に害する方法だった。
急激に痩せない、適度なカロリー設定。
今の自分なら、
- 基礎代謝を絶対に下回らない
- たんぱく質だけは最低限確保
- 「1週間トータルでマイナス」くらいの緩い設定
このくらいのペースのほうが、健康的で“見た目の変化”もキレイに出るのを実感している。
② “ガチの栄養管理” をやらないでもいい
フィジーカーや筋肉インフルエンサーみたいに、毎食PFC計算して完璧に管理する必要はない。
一般人は絶対に続かない。
だから今の自分は、
- 朝:タンパク質+炭水化物
- 昼:食べ過ぎない
- 夕方:プロテインで暴食予防
- 夜:家族と普通に食べる
カロリー・栄養・PFCバランスは目標はあるし、アラフォーという年齢もあって気を付けてはいるが、完璧じゃない。
“長く続くリアルなライン”を守っていれば、十分に痩せるし、身体も壊さない。
③ ランニングより筋トレを優先する
あの頃の自分に一番強く言いたいのはこれ。
「カッコよく」痩せるには筋トレが不可欠。
ランニングが悪いわけじゃない。
ただし、
- 急激なダイエット+ランニングだけ → 筋肉が落ちる
- 皮膚を支える力がなくなる → 垂れやすい
- 体重は減るのにシルエットが悪くなる
これは自分の身体で痛いほど実感した。
今の俺が続けている週3回の筋トレは、
- 胸板を作る
- 腕周りのボリュームを作る
- 姿勢が良くなる
- 皮膚を支える土台を強化する
このどれにも効果的で、急激ダイエットの“後遺症”を最小限に戻してくれている。

まとめ|「痩せれば勝ち」じゃないと身をもって知った
正直、当時の俺は「体重さえ落ちれば全部OK」だと思ってた。
50kgも痩せた事実だけ見れば成功かもしれないけど、
- 皮膚は伸び切って乳首の位置まで下がり
- 腹にはエグい肉割れ
- 胸板はペラペラで、Tシャツを着ると貧弱
- 顔の皮膚も垂れて、今でもシワになりやすい
ここまで含めて冷静に見ると、「体重だけ落ちた未完成のダイエット」だったと思ってる。
もし、あの頃の自分に一言だけ伝えられるなら、こう言う。

今このブログを読んでいる人の中にも、
- 早く結果を出したくて、カロリーを削りすぎている
- 有酸素運動だけで体重を落とそうとしている
- 筋トレは「時間ができたらでいいや」と後回しにしている
そんな人がいるかもしれない。
痩せるスピードより、これから何年も続く「見た目」と「体の元気」のほうが大事。
俺自身、今でも週3回筋トレしながら、酒も飲みつつ体型を整え続けている。
だからこそ、同じように痩せたい人ほど、
- 急激に体重だけを落とさない
- 最低限のカロリーとタンパク質はちゃんと摂る
- ランニングより先に、まずは筋トレを生活に入れる
この3つだけは、過去の自分への反省も込めて全力でおすすめしたい。
「ただ細いだけ」じゃなく、ちゃんとカッコよく・きれいに・健康的に痩せたいなら、俺みたいな遠回りをしないでほしい。


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